講師に兵庫県難聴者福祉協会・元理事長の大上様をお迎えして「緊急時災害時の備えについて」をテーマに講演会を開きました。阪神淡路大震災のときの支援活動の体験をもとにした、被害や被災された難聴者の状況、また、近隣の難聴協会や要約筆記者、全難聴と連携して行った支援活動のお話でした。災害時に、どれほど難聴者が聞こえないことで危険に遭いやすく、不便であるかということ、その障がいの特性に応じた適切な配慮や支援が望まれることがよくわかりました。そのあと、中途失聴・難聴者の私たちがすべき備えについて全難聴のマニュアルで学びました。個人でも必要な備えをすると同時に適切な配慮や支援が受けられるよう、行政や一般の方の中途失聴・難聴者の理解を広げていきたいと思います。