理事長就任のあいさつ 理事長 谷口学

令和4年5月9日に開催されました理事会におきまして、前理事長・橘高恵子氏の後
を継ぎ、第5代理事長に就任いたしました。本理事会では、健康上の理由により、橘
高恵子氏、上野哲人氏が理事長職、副理事長職及び理事職を退任されました。橘高前
理事長、上野前副理事長におかれましては、長きにわたり協会活動にご尽力を頂きま
した。これまで数多くの難聴者運動を導いてくださり当法人の発展に多大な貢献をな
されました。この場を借りて心より敬意と謝意を表します。本理事会では上野哲人氏
の後任に日根真理氏が副理事長に、そして事務局次長として新たに阿部弘子氏が就任
しました。今後は、この3役体制を中心に、難聴者理事と要約筆記担当理事と力を合わ
せて、当法人の発展に全力をあげて取り組んでまいります。さて、私が今期に検討す
べきと考える課題の1つに、正会員数の減少があります。現状私たち協会のアプロー
チが当事者には十分に届いていないなど様々な複合要因が考えられます。2つめに、
難聴者・中途失聴者にとって必要不可欠な情報保障の手段である要約筆記が一般社会
にはほとんど浸透していないと言うこと、なおかつ難聴者・中途失聴者においてもそ
の理解が進んでいない現状があります。これら2つの大きな課題を解決するには今まで
以上に総合的かつ横断的な取り組みが必要です。大阪府下の各自治体における当事者
の実態調査や要約筆記の啓発など、より効果的な新たな取り組みが必要です。また横
断的な取り組みとしては近畿ブロックとの連携を今まで以上に強めていく必要を感じ
ています。委託事業、協会事業に加えこのような課題にも積極的に取り組んでいきた
いと考えております。会員の皆さまにおきましては、より一層のご支援を賜りますよ
うお願い申し上げます。

理事長退任のあいさつ 前理事長 橘高恵子

いつも協会活動にご協力とご支援をありがとうございます。
この度、任期途中、不本意ではありますが、健康上の理由で理事長を退任させていた
だきました。在任中は大変お世話になりました。昨年から、体調不良で今年1月に入
院、手術、その後リハビリ病院に転院、5月半ばに退院の予定です。それなりの生活
はできるようにはなったのですが、事務所に出向いて執務することができないので、
理事長としては不適格、退任させていただくことにしました。入院中は、引き継ぎも
十分にできず、谷口さん日根さんをはじめ理事の皆様に多大なご迷惑をおかけしたこ
とをこの場を借りてお詫び申し上げます。思えば、長きにわたり理事長をされていた
上野さんからバトンを受け取り、ようやく仕事の流れを掴みかけた矢先、まだまだ半
人前、中途半端な状態で退任するのは無念です。今後は、一会員として協会活動に協
力していきたいと思います。新谷口理事長のもと、協会が益々発展することをお祈り
しています。皆様、今後とも協会活動に一層のご協力とご支援をよろしくお願い申し
上げます。ありがとうございました。