総会で承認された新理事による理事会が5月27日に開かれ、理事長、副理事長が選定されました。新役員は以下の通りです。(平成29年5月24日~平成31年5月24日) 新体制で頑張ります。
理事長 橘髙 恵子 (新任)(事務局長兼任)
副理事長 上野 哲人 (新任)(委託事業担当)
理事 今枝 有里(新任)、大塚 弘子(再任)、木元 和樹(再任)、谷口 学(再任)、下園 靖子(再任)、 二宮 かほる(新任)、橋川 みえり(再任)、 日根 真理(再任)、松延 秀一(再任),峰原 尚美(再任)
監事 勝 保仁(新任), 黒瀬 由紀子(再任)
なお、石井健蔵理事、木村一成理事、松永一實監事は任期満了で退任されました。
新旧理事長よりご挨拶
理事長退任のご挨拶 上野哲人
平成29年度総会で、退任の申し出を受けていたくことができ、また橘髙新理事長という実務に秀でた後任相応しい方に引き継ぐことができました。長年のご支援を心より感謝申し上げます。昭和58年2月の協会設立総会に参加して、早いもので34年が経過しました。中途失聴の仲間に出会え、要約筆記にも出会いました。40代での失聴は実に辛い苦しいものでしたが、仲間との語らいの中で自分の障害を受け入れることもできました。翌年の昭和59年4月から事務局長として4年間務め、昭和63年4月から2代目会長の故田島会長の後を継ぎ3代目会長に推され今に至っています。ちなみに初代会長は照屋会長で、設立総会の後に体調を崩され田島会長に代わっておられます。会長就任当時は40代の後半で、サラリーマンの勤務の傍ら、家庭、協会活動と私なりに目いっぱいの毎日でした。暇を作っては、趣味の麻雀やゴルフにのめり込んでいたのは、どうやって時間をひねり出していたのか今となれば不思議です。
幸いにも田島前会長というすばらしい方の薫陶を得たおかげで、会長、理事長を続けてこられました。もう少し元気でいるつもりですが、皆様に支援いただいてきたおかげで充実した人生の終末期を過ごせています。これからは、副理事長として、要約筆記養成・派遣事業担当理事として微力ながらもう1期だけ務めさせていただきます。よろしくお願いします。
理事長就任のご挨拶 橘髙恵子
このたび、理事長に就任いたしました橘髙恵子です。どうぞよろしくお願いいたします。前上野理事長の長きに渡る協会運営や活動、ご尽力は皆さまもご存知の通りすばらしいものでした。心から、敬意を表します。本当にお疲れ様でした。そのあとを受け継ぐことの重責を、今、ひしひしと感じております。正直、私に理事長が務まるのか、何ができるのか、不安でいっぱいです。もちろん、理事長という肩書きをいただきましたが、すぐに前理事長と同じことができようはずもありません。未熟な私ですが、何事も勉強、日々勉強、経験を積みながら、精一杯努めさせていただきます。
要約筆記者養成事業と要約筆記者派遣事業、そして、難聴者の福祉と社会参加促進に関する事業が大きな協会の柱です。今年度は84時間カリキュラムを1年間で終える初めての養成講座に取り組みます。また、平成30年2月には第13回大阪府中途失聴・難聴者福祉大会もあります。これらを無事にやり遂げることに、まずは、全力で当たりたいと思います。
私は15年前にまったく聴力を失った中途失聴者です。失意のどん底から立ち上がり、きこえなくても、要約筆記の支援を受ければ、当たり前に社会参加できる、それを実践することも、私の使命だと思っています。どうか今後とも、一層のご指導、ご鞭撻、お力添えのほど、よろしくお願いいたします。