2024年2月15日に「人工内耳スピーチプロセッサのアップグレード指針」が日本耳鼻咽喉頭頚部外科学会から発表されました。
この指針により、今年6月から人工内耳の新機種へ買い替え(アップグレード)が一定の条件のもとで保険適応されることになりました。
条件の確認に手間取り、報告が遅くなってしまったことをお詫びいたします。
現在の機種を5年以上使用していること、なおかつ「医学的に必要性がある」と判断された場合、購入時、健康保険が適用されます。
「医学的に必要性がある」とは、現在使用しているプロセッサでの語音明瞭度が80%以下であり、新機種に交換することで8パーセント以上語音明瞭度が上がる場合をいいます。

人工内耳友の会ACITAは、そのような治療効果の向上だけでなく、機能や使い易さの面で社会生活の向上が期待できる場合にも、健康保険適用でアップグレードできるよう要望しておりましたが今回は棚上げされました。追加することが、今後の課題であるといいます。

20240926アップグレード指針チラシ_A